昆布だしの特徴とは?種類や美味しいだしを取るコツを解説!
昆布だしは、日本料理には欠かせない調味料の一つです。
家庭でも簡単に作ることができ、その奥深い旨味は料理の味を格段に引き立ててくれます。
しかし、昆布の種類やだしを取る方法によって、味わいが大きく変わってくるため、美味しい昆布だしをとるためには、ちょっとしたコツが必要です。
この記事では、昆布だしをとる方法について、種類や特徴、美味しいだしを取るコツを詳しく解説していきます。
昆布だしとは?
昆布だしとは、昆布からうま味成分を抽出したものです。
昆布には、グルタミン酸などのアミノ酸が豊富に含まれており、これが溶け出すことで、独特の旨味を生み出します。
昆布だしは、その旨味だけでなく、ミネラルも豊富に含まれており、健康面でも注目されています。
1:昆布の種類
昆布には、様々な種類があり、それぞれ味や香りが異なります。
代表的な昆布の種類とその特徴を以下にまとめます。
・真昆布:北海道道南地方で採取される昆布で、上品な甘味と深い旨味が特徴です。
・羅臼昆布:北海道の知床半島にある羅臼町で採取される昆布で、昆布の中でも最高級品とされ、濃厚な旨味と香りが特徴です。
・利尻昆布:北海道道北地方で採取される昆布で、澄んだ香りの良いだしが特徴です。
・日高昆布:北海道の日高地方で採取される昆布で、コクのある旨味が特徴です。
2:昆布だしの特徴
昆布だしは、素材の味を引き立て、料理に深みを与える万能調味料です。
様々な料理に使うことができますが、特に和食によく合います。
例えば、お吸い物、味噌汁、煮物、炊き込みご飯、茶碗蒸しなど、様々な料理に使うことができます。
昆布だしの特徴と美味しいだしを取る方法
昆布だしは、水出し法と煮だし法の2つの方法で取ることができます。
それぞれの方法によって、だしに含まれる成分や風味が異なります。
1:水出し法
水出し法は、水と昆布を冷蔵庫で長時間浸け置きすることで、昆布からゆっくりと旨味成分を抽出する方法です。
メリット
・手間がかからない。
・冷蔵庫で放置するだけなので、火を使わずに安全にだしを取ることができる。
・煮出すよりも、昆布の旨味がまろやかに抽出される。
デメリット
・時間がかかる。
・冷蔵庫のスペースが必要。
2:煮だし法
煮だし法は、水と昆布を鍋で煮出して、昆布から旨味成分を抽出する方法です。
メリット
・水出し法よりも短時間でだしを取ることができる。
・昆布の旨味が強く、コクのあるだしが取れる。
デメリット
・沸騰しないよう火加減の調整が必要。
・煮出す時間によって、昆布のえぐみがでてしまう場合がある。
3:美味しい昆布だしを取るコツ
美味しい昆布だしを取るためには、以下の点に注意しましょう。
・昆布の選び方
だしを取るのに適した昆布を選びましょう。
(主要産地銘柄:真昆布、羅臼昆布、利尻昆布)
昆布の表面に白い粉が付着しているものは、うまみ成分が乾燥し表面に浮き出たものです。
水洗いなどで落とさないようにしてください。
・水出し法の場合
昆布を水に浸ける前に、軽く水洗いしましょう。
昆布を冷蔵庫で3時間以上浸け置きしましょう。
昆布を取り出す前に、軽く押さえて、昆布から水分を絞りましょう。
・煮だし法の場合
昆布を水に浸ける前に、軽く水洗いしましょう。
鍋に昆布と水を入れ、弱火でじっくりと煮出しましょう。
沸騰直前に昆布を取り出すと、えぐみが抑えられます。
・保存方法
昆布だしは、冷蔵保存で2~3日、冷凍保存で1か月ほど保存することができます。
冷凍保存する場合は、製氷皿などに入れて小分けすると、使いやすくなります。
まとめ
昆布だしは、旨味だけでなく、ミネラルも豊富で、健康にも良い万能調味料です。
昆布の種類やだしを取る方法によって、味わいが大きく変わるため、自分の好みに合わせて、昆布の種類やだしを取る方法を選びましょう。
この記事を参考にして、美味しい昆布だしをぜひ作ってみてください。
昆布だしを引き立てる商品として、当社の「真昆布」がおすすめです。
真昆布は、上品な甘みと深い旨味を持ち、煮物やだし取りに最適です。
お好みに合った北海道産の昆布をお試しいただき、使い比べいただければと思います。