昆布だしは香りで選ぶ!種類別おすすめ昆布とだしをとる方法
昆布だしは、日本料理の基礎を支える大切な調味料です。
しかし、スーパーで様々な種類の昆布を見かけても、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、昆布の種類ごとの特徴やだしをとる方法、おすすめの使い方を紹介します。
昆布だしを使いこなし、料理の幅を広げてみましょう。
昆布の種類と味や香りの違い
昆布は、産地や種類によって味が大きく異なります。
代表的な昆布の種類とその特徴をみていきましょう。
1:日高昆布
日高昆布は、北海道の日高地方で生産される昆布です。
特徴は、磯の香りが強く、旨味が濃厚なことです。
だしをとると、力強いコクのあるだしがとれます。
煮物や鍋など、しっかりと味が欲しい料理に最適です。
2:利尻昆布
利尻昆布は、北海道道北の利尻地方で生産される昆布です。
特徴は、上品な香りで、クセがなく、まろやかな旨味が特徴です。
だしをとると、澄んだだしがとれます。
お吸い物や茶碗蒸しなど、繊細な味付けの料理におすすめです。
3:羅臼昆布
羅臼昆布は、北海道の羅臼町で生産される昆布です。
特徴は、濃厚な旨味で香りが良いのが特徴です。
だしをとると、深みのあるコクのあるだしがとれます。
煮物やお味噌汁など、しっかりと味が欲しい料理におすすめです。
4:真昆布
真昆布は、北海道道南地区で生産される昆布です。
特徴は、日高昆布、利尻昆布、羅臼昆布に比べて、比較的クセが少なく、まろやかな旨味が特徴です。
だしをとると、上品なだしがとれます。
お吸い物や煮物など、幅広い料理に合わせやすい昆布です。
昆布だしをとる方法と保存方法
昆布だしをとる方法は、大きく分けて水出し法と煮だし法の2つがあります。
それぞれの方法の特徴とポイントをご紹介します。
1:水出し法
水出し法は、昆布を水に浸して冷蔵庫で冷やす方法です。
時間をかけてじっくりと旨味を抽出するため、まろやかなだしがとれます。
水出し法のポイントは以下の通りです。
・昆布を水に浸す前に、軽く水洗いをする。
・昆布は、水に完全に浸かるようにする。
・冷蔵庫で一晩、最低3時間以上冷やす。
2:煮だし法
煮だし法は、昆布を鍋で煮出してだしをとる方法です。
短時間でだしをとることができますが、火加減や煮込み時間によって味が変わります。
煮だしのポイントは以下の通りです。
・昆布を水に浸す前に、軽く水洗いをする。
・昆布は、水に完全に浸かるようにする。
・弱火でじっくりと煮込む。
・沸騰直前に昆布を取り出す。
昆布だしは、冷蔵保存で2~3日、冷凍保存で1ヶ月ほど保存できます。
冷凍保存する場合は、製氷皿などに入れて小分けすると便利です。
まとめ
昆布は、種類によって香りや旨味が異なるため、料理に合わせて使い分けるとより美味しくいただけます。
水出し法と煮だし法、それぞれの方法でだしをとるポイントを押さえ、色々な昆布を試して、自分好みの昆布だしを見つけてみましょう。
当社では、北海道産の厳選された昆布を取り扱っています。
特に「天然利尻昆布」は上品でクセがなく、澄んだだしが取れるのが特徴で、繊細な味わいの料理に最適です。
また、「天然羅臼昆布」は磯の香りと濃厚な旨味が特徴で、深みのあるだしが取れ、煮物や佃煮にぴったりです。